泥棒の意外な服装、知ってますか?
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泥棒はスーツ姿で仕事をしている!
こんにちは、防犯専門ブランドのarcana《アルカナ》情報局です。
このサイトでは防犯の第一人者である日本防犯学校 学長の梅本正行先生から学んだ「今日からできる命と財産の守り方」をお伝えしていきます。
突然ですが、泥棒や強盗の姿を思い描けますか?
まさか頭巾を被り、唐草模様の風呂敷を背負って夜道を走る・・・・などというイメージを抱く人は今どきいないでしょうが、全身黒ずくめ、サングラスやマスクを着け、いかにも怖そうな雰囲気を漂わせている男性を想像する人はいるかもしれません。
侵入犯罪を企む者が心がけているポイント
・周囲の環境に溶け込むこと
・人の記憶に残らないこと
・存在感がないこと
要は、すれ違った人が“気に留めない”、“不自然に感じない”ということです。
とにかく目立たず、街に馴染むように工夫を凝らし、下見、侵入、逃走を繰り返しても地域住民から不審に思われないようにしています。
そこでどんな風貌の人間を警戒すべきか、事例を交えて見ていきましょう。
自分の街で警戒すべきポイントと事例
・スーツ姿
都心から電車で30分ほどの住宅地で、連続して発生した空き巣事件の犯人は、スーツにネクタイをしたセールスマン風でした。
駅から徒歩10分、バスが通る幹線道路から一本奥に入った比較的静かなエリアです。
通勤・通学時間帯こそ人が行き交うものの、昼間はほとんど人通りがなく、住民のほかは宅配便の業者や保険の勧誘、訪問販売のセールスマンくらいです。
被害に遭ったお宅の主婦によると「そういえば・・・」と考えた後、「昼間に何度かセールスマンみたいな男の人とすれ違った気がするけれど、気に留めなかった」とのことでした。
しかし、その一見怪しくないスーツ姿の男は、毎朝その住宅街へ車で通い、公園脇に車を停めて侵入先を物色し、空き巣を働いていた常習犯だったのです。
訪問販売のセールスマンを装い、営業活動をしているふりをして住宅街を歩き回り、狙いを定めた家が留守かどうか確認して侵入していたのです。
・作業着姿
作業着姿で犯行に及ぶケースも多いのです。仕事道具を積んだワンボックスカーで街の中を走っていても、脚立を持って歩いていても、電柱に登って高い場所から回りを見渡していても、場合によっては塀をよじ登っていても怪しく映りません。
近隣の住人も電話や電気の工事関係者、あるいは水道メーターの点検などをしているとしか思わないでしょう。
近所で不審な挙動の人物を見かけたとき、それが作業着姿であれば、何という会社のどんな工事をしているのか、注意深く観察してください。「こんにちは」「ご苦労様です」などと声をかけることもおすすめです。
・学生風の格好
大学の近くで連続して発生した侵入窃盗事件の犯人グループは、全員がTシャツにジーパン、そしてリュックサックという学生風の格好でした。学生の街なので、学生に紛れて犯行に及ぶのが好都合だったからです。
中国人窃盗団が同様の事件を起こしたときはさらに用意周到で、定期券まで携帯しているケースがありました。学生のフリを徹底し、警察の目を欺くためです。
学生街で頻繁に事件が起きた場合、警察は当然最寄り駅を張り込みます。いかにも通学途中に見える大学生が、通学定期券を使わずに切符を買っているのはあまりにも不自然です。職務質問を受けないようにするための工夫に余念がありません。
まとめ
犯罪者がどんな服装をしているのかを知っておきましょう。いちばん多いのがスーツ、次が作業着姿です。実行しに行くときも、目立たず、怪しまれず、記憶に残りにくい格好をしています。
皆様の防犯対策のヒントになれば幸いです。社会から1つでも犯罪が減りますように。
〈出典・参考文献〉
著者:梅本正行
書名:泥棒はなぜ「公園に近い家」を狙うのか?
発行元:現代書林
発行年:2009年
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