一戸建ての家には危険がいっぱい③
一戸建ての狙われるポイント知ってますか?
こんにちは、防犯専門ブランドのarcana《アルカナ》情報局です。
このサイトでは防犯の第一人者である日本防犯学校 学長の梅本正行先生から学んだ「今日からできる命と財産の守り方」をお伝えしていきます。
家族や自分自身の命、財産を守るためには犯罪者から狙われるポイントを知り、適切に防犯対策をする必要があります。なんでもかんでもやみくもに防犯対策をしても犯罪のプロに対して抑止力にはなりません。
まずはどのようなスキを狙われるのか、犯罪者が情報収集するポイントを知っておきましょう。
【前回の記事はこちら】
一戸建ての家には危険がいっぱい①:敷地内にオープンガレージがあると危険
一戸建ての家には危険がいっぱい②:芝生はダメ!高い塀や植木がある家も危険
受験生がいる家庭は、泥棒のターゲットになりやすい
もし、お宅に受験生がいたとしても、決して外で「うちの子、今年受験なのよ」「今年こそ受かってもらわなくちゃ。だって、もう二浪ですから」などという会話を大声でしてはいけません。
ひょっとしたら犯罪者が聞いているかもしれないからです。あなたにとっては井戸端会議でも、犯罪者にとっては有益な個人情報収集になります。実際、受験生のいる家で被害に遭うケースは少なくないのです。
ではなぜ、受験生のいる家が狙われるのでしょうか。
受験生を抱える世帯では物音に対しての警戒心が緩むからです。受験生のいる家で、真夜中に家の中で音がしたとしましょう。すでに休んでいる家族は「〇〇ちゃんがトイレに行ったのね。こんなに夜遅くまで勉強しているんだわ」と思い、不審に思いません。
一方、犯罪者の方は受験生がいる家を突き止め、家族構成とそれぞれのライフスタイル、受験生の就寝時間なども事前に調べます。
犯行当日は、2階の子供部屋のカーテン越しに勉強する姿を確認した後、1階の居間にそっと侵入するというわけです。
中部地方で悲惨な事件がありました。受験準備中の女子高生が深夜、2階で勉強していたときのことです。1階から物音が聞こえました。
「あ、お母さんがまだ起きてるんだ。ラッキー、夜食作ってもらおう」
そう思った彼女は1階へ下りて行きました。けれども、そのとき階下にいたのは、侵入犯罪を企てた男でした。階段を下りてくる足音を聞いて、慌てて階段の下に隠れた男は逃げ場を失って焦っていました。
そこにやってきた女子高生はまだ暗闇に目が慣れず、男を見極められません。けれども男の方は、
「顔を見られた。まずい」
とパニックに陥ってしまったのです。持っていた包丁で女子高生の喉を一突きしたのでした。
まとめ
前回の記事でも書きましたが、いかに情報を与えず、防犯意識が高いことを犯罪者に知らせるのかが大切です。日頃の防犯対策に加えて、自宅に受験生がいることを犯罪者に悟られない工夫をしましょう。
完璧な防犯対策をすることは非常に難しいですが、少しでも犯罪者から狙われにくい家づくりを心がけましょう。
皆様の防犯対策のヒントになれば幸いです。社会から1つでも犯罪が減りますように。
【前回の記事はこちら】
一戸建ての家には危険がいっぱい①:敷地内にオープンガレージがあると危険
一戸建ての家には危険がいっぱい②:芝生はダメ!高い塀や植木がある家も危険
〈出典・参考文献〉
著者:梅本正行
書名:泥棒はなぜ「公園に近い家」を狙うのか?
発行元:現代書林
発行年:2009年
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