住宅侵入窃盗が多発する意外な立地とは?⑥
知っておくべき自宅周辺の環境と危険の関係性
こんにちは、防犯専門ブランドのarcana《アルカナ》情報局です。
このサイトでは防犯の第一人者である日本防犯学校 学長の梅本正行先生から学んだ「今日からできる命と財産の守り方」をお伝えしていきます。
家族や自分自身の命、財産を守るためには犯罪者から狙われるポイントを知り、適切に防犯対策をする必要があります。なんでもかんでもやみくもに防犯対策をしても犯罪のプロに対して抑止力にはなりません。
まずはどのようなスキを狙われるのか、犯罪者が情報収集するポイントを知っておきましょう。
角地に建つ家は犯罪者に狙われている!
一戸建ての住まいを探す時、角地に惹かれませんか?不動産屋さんから「他の立地よりも資産価値が高いですよ」とすすめられることもあるでしょう。けれども、防犯の観点からすれば「角地に建つ家は危ない」のです。
角地は敷地の二辺が道路と接しているため、一辺しか接していない家に比べると、犯罪者が外から“下見”できる場所が多いことを意味します。下見だけではありません。“侵入”するにしても、“逃走”するにしても、出入りできる箇所が多いのです。
ただし「犯罪者から見えやすい」という特徴を逆に利用して、防犯効果を高めることはできます。
まず、外から一目で“それとわかる”徹底した防犯対策を施し「ウチはこんなに防犯対策をやってますよ!」と、犯罪者に“入りにくい家”であることを強烈にアピールするのです。
具体的には、敷地の外に“監視カメラ”を目立つように取り付け、“赤外線センサー”を張り巡らせて敷地の周囲を守ります。玄関には閉め忘れのない“オートロック式補助錠”や“画像転送機能付きカメラシステム”が有効です。
高窓には“CPマーク付面格子”、掃き出し窓には“防犯シャッター”も付けてください。これだけの“ハードウェア”を備えたうえで「心構え」という“ソフトウェア”も忘れないことが大切です。
まずは不審音に注意を払ってください。道路や交差点に接しているため、住人は音に鈍感になりがちです。「ガシャン」とガラスを破られても、車やバイクのエンジン音や発進音に紛れて気づかない場合もあります。
なお、角地に面していないとしても油断してはいけません。角地ほどではありませんが「公道や私道に一辺全部が接している家」も侵入犯にとっては下見しやすいロケーションであることには変わりありません。
反対に、門扉だけが道路に接し、外からは中が見えない家もあります。これは下見はされにくくなります。その代わり、犯罪者にとっては、ひとたび侵入さえしてしまえば、敷地外からの人目を気にせず犯行に及ぶことが出来ます。
立地により狙われやすさは違いますが、いずれにせよ油断は禁物だということを覚えておいてください。
まとめ
犯罪者は我々が思っている以上に緻密に下見をして情報を収集し、綿密な計画を立てて、犯行に及びます。プロは絶対に場当たり的に侵入したりしません。つまり、どれだけ犯罪者に情報を与えないか、犯行を諦める防犯対策をしているかが非常に重要です。
侵入犯が情報収集しやすい環境にご自身が住んでいる場合、より警戒レベルを引き上げ、生活パターンなどを読まれないようにしましょう。
どうか少しでも防犯対策の質を高め、安全に過ごせるよう工夫しましょう。
皆様の防犯対策のヒントになれば幸いです。社会から1つでも犯罪が減りますように。
〈出典・参考文献〉
著者:梅本正行
書名:泥棒はなぜ「公園に近い家」を狙うのか?
発行元:現代書林
発行年:2009年
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