犯罪者はいつでもあなたを狙っている!⑥
犯罪者にうかつに情報を与えると危険
こんにちは、防犯専門ブランドのarcana《アルカナ》情報局です。
このサイトでは防犯の第一人者である日本防犯学校 学長の梅本正行先生から学んだ「今日からできる命と財産の守り方」をお伝えしていきます。
家族や自分自身の命、財産を守るためには犯罪者から狙われるポイントを知り、適切に防犯対策をする必要があります。なんでもかんでもやみくもに防犯対策をしても犯罪のプロに対して抑止力にはなりません。
まずはどのようなスキを狙われるのか、犯罪者が情報収集するポイントを知っておきましょう。
一人暮らしの女性宅に潜む、恐ろしい待ち受け強盗
フリーライターが被害に遭った例です。仕事を得ようと日々営業に歩き、出版関係者が主催するパーティに積極的に参加し、自分の作品をまとめたリーフレットと名刺を配ることを忘れない一生懸命な女性でした。
ある夜、取材から戻った彼女の部屋に「待ち受け強盗」が潜んでいました。部屋に忍び込んで、彼女の帰宅を待っていたのです。帰宅した彼女が部屋の明かりを点けた瞬間、いきなり顔面を思い切り殴られ、頭の中が真っ白になったそうです。
現金やキャッシュカードが奪われた時、彼女は恐怖のあまり言われるままにキャッシュカードの暗証番号を言ってしまったのです。運が悪いことに、その日はギャランティが振り込まれた日でした。数分後、コンビニのATMでそのギャラは根こそぎ引き出されてしまったのです。
犯人は未だに捕まってはいませんが、殴られて頭がボーっとなっている時に犯人から言われた言葉が頭から離れないそうです。
「今日は懐が豊かなはずだ。キャッシュカードの暗証番号を言え」
ギャラが振り込まれた日を知っているわけです。でも、犯人の顔に見覚えはありません。これを警察に話したところ「知り合いが絡んでいる犯行ではないか」と言われたそうですが、99%の確率で間違いないでしょう。
情報源となってしまったのは、彼女が配り歩いた「名刺」だと思われます。フリーランスの人が自宅の住所を名刺に記載することは多いと思いますが、たいへん危険であることを忘れないで下さい。
キャッシュカードを奪われ、身動きが取れないほどきつく縛られて、ナイフを片手に「暗証番号を言え!」と脅されたら、あなたはどうしますか?
とっさに嘘の暗証番号を教えても、夜中も使えるATMがある現代では通用しません。噓の暗証番号に腹を立てた犯人が戻ってきて、暴行を働くケースは少なくないのです。
もしも犯人がキャッシュカードと暗証番号を手に入れても、お金の被害に遭わない可能性もあります。金融機関が導入している「ICカード」や「生体認証カード」に切り替えた場合です。
ただし、お金の対策をしたとしても、恐怖にさらされたり、暴行を受けたりすることを避ける対策にはなりません。侵入防犯対策をしっかり施すことが肝心です。
まとめ
女性は常に男性の視線を意識して生活してください。場所に関わらず注意深さが必要で、いつどのような観点から犯罪者にマークされるかわかりません。自分は大丈夫と過信せず、犯罪者から狙われやすい存在であることを認識してください。
何度もお伝えしておりますが、犯罪者に情報を与えないように注意してください。犯罪者は場当たり的な犯行をすることは少なく、綿密な下調べをして計画を立て、犯行に及びます。
どうか少しでも防犯対策の質を高め、安全に過ごせるよう工夫しましょう。
皆様の防犯対策のヒントになれば幸いです。社会から1つでも犯罪が減りますように。
〈出典・参考文献〉
著者:梅本正行
書名:泥棒はなぜ「公園に近い家」を狙うのか?
発行元:現代書林
発行年:2009年
【日本防犯学校 推奨】 防犯グッズ・護身用品 | arcana<アルカナ>
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