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一戸建ての家には危険がいっぱい②

一戸建ての狙われるポイント知ってますか?

住宅と自動車

こんにちは、防犯専門ブランドのarcana《アルカナ》情報局です。

このサイトでは防犯の第一人者である日本防犯学校 学長の梅本正行先生から学んだ「今日からできる命と財産の守り方」をお伝えしていきます。

 

家族や自分自身の命、財産を守るためには犯罪者から狙われるポイントを知り、適切に防犯対策をする必要があります。なんでもかんでもやみくもに防犯対策をしても犯罪のプロに対して抑止力にはなりません。

 

まずはどのようなスキを狙われるのか、犯罪者が情報収集するポイントを知っておきましょう。

 

【前回の記事はこちら】

一戸建ての家には危険がいっぱい①:敷地内にオープンガレージがあると危険

 

 

芝生はダメ!高い塀や植木がある家も危険

高級住宅街で、身の丈ほどもある高い塀を張り巡らせた豪邸を見かけます。プライバシーが守られ、防犯効果が高いというイメージもあるのでしょう。

 

たしかにプライバシーを守る効果はあるでしょうが、防犯に役立つとは言えません。

 

刑務所の塀が高いことや、ドラマやコミックなどで泥棒が高い塀を乗り越えるのに苦労する場面があることから、高い塀や植え込みは防犯効果があると勘違いしてしまうのでしょう。

 

通常、侵入犯罪者は、門扉を開けたり乗り越えたりして、堂々と入ってくることが多いのです。そして、一旦何らかの方法で敷地に侵入されてしまうと、高い塀や植え込みが外からの視線を遮ってしまい、犯罪者にとってはありがたい環境となるのです。

 

それならば、敷地の見通しをよくするために、囲いをすべて無くしてしまうのはどうでしょうか。実はそれもよくありません。敷地内に誰でも何の障害もなく簡単には入れることには大きな問題があります。ですから、あまり低い塀や植木もおすすめしません。

 

犯罪者にとって一番脅威となるのは「周囲の視線」です。適度な高さの塀や植え込みであれば、近所や通りがかりの人の目も敷地内に適度に届くため、防犯効果を高めてくれます。

 

程よくプライバシーが守られて、防犯効果の高い“塀の高さ”は1.2m~1.4mまでです。この数字は日本人女性の平均的な目線の高さをもとに算出されています。

 

1.4mの塀は、簡単には乗り越えることができず、なおかつ外からは敷地内が見える高さです。どうしても敷地内の見通しをよくすることを嫌うのであれば、塀や植え込みの下の方、地面から1mくらいのところがよく見えるように空間を作るとよいでしょう。

 

「周囲からの視線」の他にもう1つ、泥棒が侵入するときに気にするのが“足音”です。侵入犯は歩くたびに音がする砂利を嫌がります。

音に気づいた住人が、侵入に気づくのではないかと恐れるのです。したがって、足音がしない芝生の庭は、防犯上は好ましくないということになります。

 

庭に芝生を敷き詰めている人にはせめて掃き出し窓や高窓の下だけには「防犯砂利」を敷くことをおすすめします。踏んだ時の音が、普通の砂利よりもはるかに大きくなるので犯罪者は侵入を躊躇します。

 

特に深夜に侵入してくる「忍び込み」には有効な手段であると言えます。不審者の侵入を家族に知らせるだけでなく、不審者の威嚇・撃退にも役立ちます。

 

防犯砂利はホームセンターなどで買うことができます。選ぶ基準は踏んだ時の音の大きさで、なかには72デシベル、つまり電話の着信音と同じぐらいの音が発生するものもあります。

 

人が快適に過ごせる音の限界が40~50デシベルだと言われるので、72デシベルならたいていの人が気づくでしょう。現在販売されている中では、ガラス材を使ったタイプが最も効果があります。

 

音を活用した防犯対策は、昼夜を問わず効果を発揮し、防犯砂利を撒くだけなら簡単です。

 

なお、芝生の欠点は音がしないことだけではありません。よく手入れされた芝生が敷き詰められた庭は、その美しさから周囲の家より目立つものです。つまり庭にお金をかける余裕があるという印象を与えてしまうわけです。

 

ガーデニングが趣味の方も多いと思いますが、そこに目をつける輩もいるということを忘れてはいけません。

 

逆に、雑草が生え放題で、植木鉢などが散らかっているような庭は、「だらしがない」という点で目立ってしまいます。そこから犯罪者が連想するのは、防犯意識の低さです。「窓が施錠されていないのではないか」「お金の管理がルーズだろう」などというイメージです。

 

つまり、庭は美しすぎても荒れすぎていても目をつけられるということを覚えておきましょう。

 

広い庭には「センサー付き庭園灯」を設置しましょう。人の動きを感知して明かりが点く庭園灯ですが、防犯のために、家人が起きている時間帯には普通の明かりが点き、深夜には強力な赤色フラッシュ光で侵入者を威嚇する効果のあるタイプもあります。

 

まとめ

前回の記事でも書きましたが、いかに情報を与えず、防犯意識が高いことを犯罪者に知らせるのかが大切です。覗きや盗撮なども警戒すべきなので、もちろんプライバシーも大切です。ですが、侵入犯罪者が仕事をしやすい環境にしないことも大切です。

 

完璧な防犯対策をすることは非常に難しいですが、少しでも犯罪者から狙われにくい家づくりを心がけましょう。

 

皆様の防犯対策のヒントになれば幸いです。社会から1つでも犯罪が減りますように。

 

【前回の記事はこちら】

一戸建ての家には危険がいっぱい①:敷地内にオープンガレージがあると危険

 

〈出典・参考文献〉

著者:梅本正行

書名:泥棒はなぜ「公園に近い家」を狙うのか?

発行元:現代書林

発行年:2009年

泥棒はなぜ公園に近い家を狙うのか

【日本防犯学校 推奨】 防犯グッズ・護身用品 | arcana<アルカナ>

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