一戸建ての狙われるポイントを知ってますか？

こんにちは、防犯専門ブランドのarcana《アルカナ》情報局です。

このサイトでは防犯の第一人者である日本防犯学校 学長の梅本正行先生から学んだ「今日からできる命と財産の守り方」をお伝えしていきます。

 

家族や自分自身の命、財産を守るためには犯罪者から狙われるポイントを知り、適切に防犯対策をする必要があります。なんでもかんでもやみくもに防犯対策をしても犯罪のプロに対して抑止力にはなりません。

 

まずはどのようなスキを狙われるのか、犯罪者が情報収集するポイントを知っておきましょう。

 

【前回の記事はこちら】

一戸建ての家には危険がいっぱい①：敷地内にオープンガレージがあると危険

 

一戸建ての家には危険がいっぱい②：芝生はダメ！高い塀や植木がある家も危険

 

一戸建ての家には危険がいっぱい③：受験生がいる家庭は、泥棒のターゲットになりやすい

 

 

玄関のインターホンが、押し込み強盗を招く

一戸建てに住むあなたの家で、インターホンはどこに設置されていますか？門扉の脇ですか？それとも玄関ドアの横でしょうか？

 

後者であれば、大変危険です。誰でも無条件で敷地内へ入って、玄関の前まで来ることを許しているのですから、これは押し込み強盗にとっては非常に都合がいいのです。

 

インターホンで住人を玄関まで呼び出し、住人がドアを開けた瞬間に家の中に押し入り、住人を縛り上げ、現金を奪うという手口の押し込み強盗事件が多発しています。

 

あなたはインターホンから「宅配便です」「書留です「」新聞の集金です」と言われた時、すぐに玄関へ駆けつけて、相手をしっかり確認せずにドアを開けていませんか？もし、開けているならその習慣は今すぐに改めてください。

 

インターホン越しに声を聞いただけで、本物の宅配便業者、郵便局員、新聞の集金人だと思い込まないで下さい。本物かどうかを確認せず、無防備に玄関を開けることが何を意味するか・・・押し込み強盗の招待です。

 

相手をしっかりと確認する前にドアを開けたら最後、強い力で押し入られ、拘束され、盗まれ、最悪の場合は殺されてしまいます。

 

最近は連続して強盗事件が多発しているため、ドアチェーンやドアガード越しに応対する人が増えてきたものの、未だに「ドアチェーンをかけたまま応対するなんて失礼でできない」と思っている人も多く、事件は後を絶ちません。

 

ドアチェーンやドアガード越しに応対し、相手を確認できたら、にっこり笑って「いつもお世話になってます。ちょっとお待ちくださいね」と一旦ドアを閉め、ドアチェーンやドアガードを外して再びドアを開けることは決して失礼にはあたりません。

 

できれば、玄関ドア脇のインターホンは門扉の脇に取り付け直してください。門扉がなければ、スタンド式のポールにインターホンと郵便受けが付いている物が販売されているので、それを設置しましょう。もちろんインターホンはカメラ付きのものをおすすめします。

 

いかなる訪問者にも、まず対面で本人確認をしたうえで、敷地内へ迎え入れるようにしてください。

 

大掛かりな工事が無理な場合、あるいは玄関が直接道路に面している家であれば、ドアチェーンやドアガード越しの対応を徹底すること。たとえ、約束をした友人がやってきた時でも用心することです。家族の安全が第一ですから。

 

まとめ

常日頃から防犯意識を高め、ひとつひとつの防犯対策の質を上げ、理不尽な犯罪に巻き込まれないように面倒がらずに上記のような行動を続けて頂きたいと思います。

 

皆様の防犯対策のヒントになれば幸いです。社会から１つでも犯罪が減りますように。

 

【前回の記事はこちら】

一戸建ての家には危険がいっぱい①：敷地内にオープンガレージがあると危険

 

一戸建ての家には危険がいっぱい②：芝生はダメ！高い塀や植木がある家も危険

 

一戸建ての家には危険がいっぱい③：受験生がいる家庭は、泥棒のターゲットになりやすい

 

 

〈出典・参考文献〉

著者：梅本正行

書名：泥棒はなぜ「公園に近い家」を狙うのか？

発行元：現代書林

発行年：2009年