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一戸建ての家には危険がいっぱい⑨

一戸建ての狙われるポイントを知ってますか?

住宅と自動車

こんにちは、防犯専門ブランドのarcana《アルカナ》情報局です。

このサイトでは防犯の第一人者である日本防犯学校 学長の梅本正行先生から学んだ「今日からできる命と財産の守り方」をお伝えしていきます。

 

家族や自分自身の命、財産を守るためには犯罪者から狙われるポイントを知り、適切に防犯対策をする必要があります。なんでもかんでもやみくもに防犯対策をしても犯罪のプロに対して抑止力にはなりません。

 

まずはどのようなスキを狙われるのか、犯罪者が情報収集するポイントを知っておきましょう。

 

【前回までの記事はこちら】

一戸建ての家には危険がいっぱい①:敷地内にオープンガレージがあると危険

 

一戸建ての家には危険がいっぱい②:芝生はダメ!高い塀や植木がある家も危険

 

一戸建ての家には危険がいっぱい③:受験生がいる家庭は、泥棒のターゲットになりやすい

 

一戸建ての家には危険がいっぱい④:玄関のインターホンが、押し込み強盗を招く

 

一戸建ての家には危険がいっぱい⑤:使っていない部屋は侵入されやすい!網入りガラスもダメ

 

一戸建ての家には危険がいっぱい⑥:セキュリティシステムだけで、防犯対策はできない

 

一戸建ての家には危険がいっぱい⑦:番犬の放し飼いは泥棒のターゲットに!?

 

一戸建ての家には危険がいっぱい⑧:補助錠とルーバー窓には要注意!

 

 

防犯カメラの取り付け方が間違っている!?

留守宅に忍び込んでは盗みを繰り返していたとして、住所不定、無職の男が捕まりました。「遊ぶ金が欲しかった」と供述した容疑者には、数十件の余罪がありました。

 

被害者の中には、それなりの防犯対策を講じていた家が少なからずあり、“防犯カメラ”が取り付けられたお宅もありました。実際、その防犯カメラの映像が決めてとなって犯人逮捕となったわけですが、犯罪そのものを抑止する効果はそのカメラには無かったことが分かります。

 

けれども“防犯カメラ”は、被害後の犯人探しのために設置するだけのものではありません。正しく設置さえすれば、犯罪者を威嚇し、近づきにくい家を演出することができるものです。

 

ターゲットを物色している時に、防犯カメラの設置に気づいた犯罪者の半数以上が、侵入をあきらめています。冒頭の事件の被害者宅も適切に取り付けていれば、事前に被害を食い止められたかもしれません。

防犯カメラ

防犯カメラの設置は、予知防犯対策の知識をしっかり持っている業者に依頼するのがベストです。どの場所にどのような角度で設置するのがいいかは、家によって異なるからです。

 

できるだけ目立つように、侵入犯が怖がるように、作動した際に死角をつくらないように、さらにカメラにイタズラされないように、といったことはベテランの業者でないとわかりにくいものです。

 

前述したように、「防犯カメラを見ただけで侵入をあきらめる泥棒が半数以上」もいるのですが、逆に言えば「設置しているだけではあきらめない泥棒も半数近くいる」ということです。顔が分からなければ心配ないと考えて、マスクをかぶるなどして堂々と入る泥棒もいます。

 

防犯カメラを設置しているということは、貴重な物を持っている裕福な家だと判断する犯罪者もいます。ですから、設置しただけで安心してはいけません。

 

抑止力だけを期待してリアルな偽物だけを設置するのも言語道断です。完全な抑止力が無いとしても、防犯カメラには「記録する」という役割があるのです。もし侵入されてしまった際には、その記録が重要な証拠となります。

 

次の被害を未然に防ぐ意味でも、まともな防犯カメラを取り付ける必要があり、さらに正しく取り付けることが重要なのです。

 

防犯カメラの中には、ただ記録するだけではないタイプもあります。スマートフォンでリアルタイムで映像を転送できるシステムや、侵入者をセンサーでキャッチして、カメラが作動した時に遠隔操作で音や声を出せるシステムもあります。

 

まとめ

「一戸建ての家には危険がいっぱい」シリーズは一旦、この記事が最終回になります。定期的に見返して防犯対策が有効な状態をキープするようにしてください。

 

たくさんの項目が出てきましたが、ご自身の状況に合った防犯対策をできるだけ効果的に配置し、ご家族の身を守り、財産を守り、理不尽な犯罪に巻き込まれないようにしてください。

 

どうか少しでも防犯対策の質を高め、安全に過ごせるよう工夫しましょう。

 

皆様の防犯対策のヒントになれば幸いです。社会から1つでも犯罪が減りますように。

 

 

【前回までの記事はこちら】

一戸建ての家には危険がいっぱい①:敷地内にオープンガレージがあると危険

 

一戸建ての家には危険がいっぱい②:芝生はダメ!高い塀や植木がある家も危険

 

一戸建ての家には危険がいっぱい③:受験生がいる家庭は、泥棒のターゲットになりやすい

 

一戸建ての家には危険がいっぱい④:玄関のインターホンが、押し込み強盗を招く

 

一戸建ての家には危険がいっぱい⑤:使っていない部屋は侵入されやすい!網入りガラスもダメ

 

一戸建ての家には危険がいっぱい⑥:セキュリティシステムだけで、防犯対策はできない

 

一戸建ての家には危険がいっぱい⑦:番犬の放し飼いは泥棒のターゲットに!?

 

一戸建ての家には危険がいっぱい⑧:補助錠とルーバー窓には要注意!

 

 

〈出典・参考文献〉

著者:梅本正行

書名:泥棒はなぜ「公園に近い家」を狙うのか?

発行元:現代書林

発行年:2009年

泥棒はなぜ公園に近い家を狙うのか

【日本防犯学校 推奨】 防犯グッズ・護身用品 | arcana<アルカナ>

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