あなたのマンションは危険に満ちている①
目次
マンションで狙われる危険ポイントはここ
こんにちは、防犯専門ブランドのarcana《アルカナ》情報局です。
このサイトでは防犯の第一人者である日本防犯学校 学長の梅本正行先生から学んだ「今日からできる命と財産の守り方」をお伝えしていきます。
家族や自分自身の命、財産を守るためには犯罪者から狙われるポイントを知り、適切に防犯対策をする必要があります。なんでもかんでもやみくもに防犯対策をしても犯罪のプロに対して抑止力にはなりません。
まずはどのようなスキを狙われるのか、犯罪者が情報収集するポイントを知っておきましょう。
オートロックでも抜け道はたくさん!?
「うちのマンションはオートロックだから安心です」と思っている人はいないでしょうか?
まさか部屋に鍵を掛けないなどということは無いと思いたいところです。
各地の高級マンションに忍び込み、盗んだキャッシュカードを使ってコンビニなどのATMで現金を引き出したとして、中国人の男が逮捕されました。
オートロック式マンションの無施錠世帯に侵入し、現金やキャッシュカードを盗み、現金を引き出していたのです。
多くの各界著名人も同様の被害に遭っており、盗まれたカードで300万円もの現金を引き出されたという事件は大きく取り上げられました。犯人が忍び込んだ際、この著名人は無施錠で就寝中のため、犯行に気づかなかったらしいのです。
捕まった犯人は「オートロック式マンションは玄関に鍵をかけない家が多いから狙った」と供述していました。
ある地方都市では、一人暮らしの女性が住むオートロック式マンションに侵入し、暴行をはたらいたとして無職の男が逮捕されました。マンションの非常階段から入り込み、無施錠の部屋に住む女性ばかりを狙い、2年間で50人以上を襲ったと供述しています。
このように、オートロック式マンションだからという気のゆるみから、習慣的に無施錠となっている世帯が「居空き」や「忍び込み」に遭い、強盗事件にまで発展するケースは多いのです。
オートロック式マンションでも、出てくる人と入れ違いで入ったり、後に続いて入ったりすることは容易です。また、エントランスを通らなくても、自転車置き場や駐車場、非常階段から簡単に中に入れる構造になっているマンションもあります。
オートロックと同様に気をゆるめやすいのが、「管理人がいるマンション」です。管理人とはいえ、24時間目を光らせているわけではありません。侵入犯は、管理人の常駐時間外や退席した一瞬を狙ってきます。
マンションの内部に入り込むことは簡単だと認識してください。オートロック式であれ、管理人常駐であれ、各室の施錠は必ずしてください。それで安全というわけではありませんが、最低限やるべきことです。
犯罪者がマンションの部屋に侵入する手口として多いのは「ドア破り」で、具体的にはピッキング、カム送り、サムターン回し、こじ破りなどです。
最近は、玄関のドアが通路から1mぐらい引っ込んでいるマンションが増えています。鍵を開閉するときに通路を歩く人の邪魔にならなくていいのですが、死角になるために、侵入犯にとっては都合が良いという欠点にもなっています。
特に一番奥の部屋は、通りがかる人もいないので絶好の死角となり、狙われやすくなります。
ドア破りを防ぐためには、補助錠を取り付けて「ワンドア・ツーロック」や「ワンドア・スリーロック」にしたうえで常時施錠しておくことです。
補助錠として一番のおすすめは、“デジタル式補助錠”です。シティホテルなどでよく見られる、閉めると自動的にロックされるタイプなので、鍵のかけ忘れを防ぎます。
ロックを解除するのは、キーホルダータイプやICカード、スマホなどで、簡単に複製できない仕組みになっています。ICチップを使わなくても、自分で登録した暗証番号を入力してロックを解除することもできます。
つまり、鍵を持ち歩かなくてもいいというわけです。しかも、他人が手元を覗き込んでも暗証番号が判別できない仕組みになっているものもあり、ぼんやりした人でも安心でしょう。
なにより優れた点は、鍵穴がないことです。ピッキングやカム送り解錠もできないし、無理にこじ開けようとすると警報が鳴ります。
マンションを選ぶ時のチェックポイント
・外部からの侵入経路
マンション建物内に外部から侵入できない造りになっていること
例えば、隣接している建物や雨樋、パイプシャフトなどをチェックする
・共通の防犯設備
要所要所に防犯カメラが設置されており、その画像が始終管理人室でモニターでチェックされ、録画されていること
・管理人室
管理人室のドアやガラス窓に徹底した防犯対策が施され、何かが起これば警報アラームが鳴るなどの設備があること
まとめ
一戸建ての方が危ない、マンションの方が安全というのは一概に決めることはできません。どちらも適切な防犯対策をしなければ、狙われる可能性は十分にあることを認識してください。
隣人だから安心ということもなく、隣人がベランダから侵入、衣類などを少しずつ何度か盗まれた経験もあり、大事には至らなかったものの「もう一人暮らしは怖くてできない」という女性の事例もあります。
どうか少しでも防犯対策の質を高め、安全に過ごせるよう工夫しましょう。
皆様の防犯対策のヒントになれば幸いです。社会から1つでも犯罪が減りますように。
〈出典・参考文献〉
著者:梅本正行
書名:泥棒はなぜ「公園に近い家」を狙うのか?
発行元:現代書林
発行年:2009年
【日本防犯学校 推奨】 防犯グッズ・護身用品 | arcana<アルカナ>
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