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誰も気づかなかった!犯罪の落とし穴③

知らないうちに陥る犯罪の盲点

住宅地

こんにちは、防犯専門ブランドのarcana《アルカナ》情報局です。

このサイトでは防犯の第一人者である日本防犯学校 学長の梅本正行先生から学んだ「今日からできる命と財産の守り方」をお伝えしていきます。

 

家族や自分自身の命、財産を守るためには犯罪者から狙われるポイントを知り、適切に防犯対策をする必要があります。なんでもかんでもやみくもに防犯対策をしても犯罪のプロに対して抑止力にはなりません。

 

まずはどのようなスキを狙われるのか、犯罪者が情報収集するポイントを知っておきましょう。

 

子供用自転車に名前を書くと狙われる!

「お菓子あげるから、おじさんと遊びに行こうよ」

 

「お母さんから知らない人について行っちゃダメって言われてるから行かない」

 

「どうして?○○町に住んでる△△君だよね」

 

「うん、そうだけど。おじさん、どうして知っているの?」

 

「おじさんはお父さんの友達でさ、ほら、ボクのところに遊びに行ったことがあるけど覚えてないかな。君がまだ小さい頃だったから忘れても無理ないか・・・」

 

こんな会話が我が子と連れ去り犯の間で交わされていたとしたら・・・とても怖いですよね。でも、これはよくあることです。

 

なぜ犯罪者が子供の名前を知っているのでしょう。それはあなたが教えているからです。例えば、ランドセルの横や、学校に持って行くものを入れた袋に名前を書いていれば誰でも分かりますよね。

自転車

子供の名前が記された自転車をよく見かけます。自転車の置き忘れや盗難防止のため、あるいは盗まれても見つかりやすいと思ってしまうのでしょう。

 

中には名前だけでなく、ご丁寧に住所や電話番号まで書いている人がいます。しかし、とんでもないことです。これは、子供を狙った犯罪者に「子供への声かけ」をしやすくしてしまうことになるからです。

 

子供の自転車だけでなく、大人の自転車にも記載してはいけません。出先の駐輪場でも路上でも、そこに自転車が停めてあるということは「この自転車の持ち主であるどこそこの誰々はいま家を留守にしています」と公表しているようなものだからです。

 

空き巣犯がその自転車を見つければ、即刻狙いを定める可能性があります。

 

自転車の盗難被害が後を絶ちませんから、名前を記す人が多いのでしょうが、人の自転車を持って行くような輩は、名前が書いてあっても持って行ってしまうものです。

 

また、盗まれたと思われる自転車が不自然に放置されていても、わざわざ交番に通報する人は少ないのです。自転車の盗難対策としては、防犯登録をしたうえで、しっかりと施錠することです。

 

子供部屋らしくすると子供が危険!

あなたにはかわいい女の子のお子さんがいますか?いる場合、部屋にピンクや淡い黄色の壁紙、出窓にはフリフリしたレースのカーテンをかけて、ぬいぐるみを飾ったりしていないでしょうか?

 

男のお子さんなら、部屋にはグローブやバット、サッカーボール、プラモデルなどが置いてあるかもしれません。あるいはアイドルのポスターなどが貼ってある場合もあるでしょう。

 

もしも、これらが外から見えているようであれば、非常に危険です。家の外から「子供部屋である」ことがわかってしまうような状況は、絶対に作らないでください。

 

ショックだと思いますが、犯罪者が子供部屋から侵入し、子供を抱きかかえてタテにして、親を脅して多額の金品を奪うという凶悪な事件が起きているのです。

 

また子供へのわいせつ行為をする犯罪者が狙う危険性もあります。子供に性的ないたずらをするような犯罪者は、数週間にわたって下見をし、そのライフスタイルを完璧に調べ上げます。

 

子供が一人で部屋にいる時間や深夜寝静まった時間を狙ってそっと侵入し、犯行に及びます。

子供部屋

中部地方で起きた事件ですが、小学生女児が部屋に侵入され、いたずらされたケースをご紹介します。

 

被害に遭った女児の部屋は2階の南側です。日当たりをよくするために大きな窓があり、そこにはハート柄のカーテンがかかっています。出窓には突っ張り棒にレースのカーテンがかけられています。

 

カーテンの下が開いているタイプで「カフェカーテン」と言うのだそうです。その下にはウサギのぬいぐるみがあり、外から見て女の子の部屋でることが一目瞭然でした。

 

犯人は何日間にもわたって、カフェカーテンの下から中を見ていました。そして、女児が何時から何時まで部屋に居て、何時に寝るのかという習慣を調べ上げたのです。

 

被害女児が負った心の傷は今でも癒えず、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされているそうです。

 

こういった事件は、被害者が被害を訴えにくいため、容疑者が別件で逮捕された後、余罪で発覚するというケースが目立ちます。

 

玄関やリビングの窓はしっかり施錠していても、子供部屋の窓というのは戸締りを我が子に任せていることがほとんどです。

 

中学生・高校生ぐらいになると部屋に家族の人が入ることを拒むことも多くなり、窓の鍵を開けっ放しにして忘れてしまうこともあります。

 

ですから、お子さんには窓に施錠をするように言い続けてください。また、あなた自身で戸締りを確認することも重要です。「俺(私)の部屋に入らないで」と言われることでチェックできない場合もあるかもしれませんが、子供を守ることにつながるのです。

 

文句を言われたり煙たがられたりしてもいいのではないでしょうか。子供部屋の窓の戸締りをするのは親の義務でもあります。

 

まとめ

犯罪の種類は多岐にわたります。いろいろな角度から考えて、防犯対策をしないとどこかのスキを狙われ被害に遭ってしまいます。できるだけ犯罪者に情報を与えないように注意深く生活し、防犯意識を高く保ちましょう。

 

どうか少しでも防犯対策の質を高め、安全に過ごせるよう工夫しましょう。

 

皆様の防犯対策のヒントになれば幸いです。社会から1つでも犯罪が減りますように。

 

 

〈出典・参考文献〉

著者:梅本正行

書名:泥棒はなぜ「公園に近い家」を狙うのか?

発行元:現代書林

発行年:2009年

泥棒はなぜ公園に近い家を狙うのか

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