犯罪者はいつでもあなたを狙っている!⑦
犯罪者にうかつに情報を与えると危険
こんにちは、防犯専門ブランドのarcana《アルカナ》情報局です。
このサイトでは防犯の第一人者である日本防犯学校 学長の梅本正行先生から学んだ「今日からできる命と財産の守り方」をお伝えしていきます。
家族や自分自身の命、財産を守るためには犯罪者から狙われるポイントを知り、適切に防犯対策をする必要があります。なんでもかんでもやみくもに防犯対策をしても犯罪のプロに対して抑止力にはなりません。
まずはどのようなスキを狙われるのか、犯罪者が情報収集するポイントを知っておきましょう。
「ただいま留守です」のメッセージが空き巣を呼び寄せる
あなたは「留守番電話機能」付きの電話を使用していますか?その留守番電話メッセージを「はい、○○です。ただいま留守にしております。御用の方は・・・」という内容に設定していませんか?
もしそうなら、即刻やめるべきです。留守番電話の「ただいま留守にしております」は「今、家に誰もいません。空き巣が簡単に侵入できます」と呼びかけているようなものです。留守を知られるのは、絶対に避けなければいけません。
留守中に忍び込んでくる空き巣犯は、犯行前に家人が不在かどうかをチェックします。空き巣犯の約70%は犯行前に留守を確認するというデータもあります。この留守を確認する行為を「あたり行為」と言います。
あたり行為には、インターホンを押す、無言電話をかける、窓ガラスや玄関に石などを投げるといった方法があります。いずれも家人が反応するかどうかを試して、留守かどうかを調べる方法です。
インターホンで確認するのが最もポピュラーな方法です。呼び鈴が鳴ったので外に出てみたら誰もいないとか、インターホンが鳴ったので応じたのに誰も応えないということが増えてきたら、十分に用心して下さい。
電話も同様です。侵入を企む犯罪者は電話をかけ、コールに誰かが応じれば黙って切ります。誰も出なければ、留守だと判断して侵入します。ですから、無言電話が増えてきたら狙われていると考え、注意する必要があります。
表札からわかる名前と住所から、電話帳や電話会社の番号案内で調べてかけるケースも多いので、電話帳の掲載はやめるべきです。留守番電話を活用するなら「ただいま電話に出られません」という類のメッセージに変更しましょう。
固定電話からは携帯電話に転送するのが最もいい方法です。その際、「はい、○○です。」などと名乗ってはいけません。留守中も在宅中も、電話を絶えず留守電に設定している人もいます。営業電話などが煩わしいのかもしれませんが、防犯の観点からは賛成できません。
電話をかけてきた相手の電話番号が非通知なら、着信を拒否する設定にするのもいいでしょう。
まとめ
何度もお伝えしておりますが、犯罪者に情報を与えないように注意してください。犯罪者は場当たり的な犯行をすることは少なく、綿密な下調べをして計画を立て、犯行に及びます。
無言電話やピンポンダッシュなどの不審な現象が増えてきたら要注意です。狙われている可能性が非常に高いので、防犯対策を強化して、侵入されないようにして下さい。
どうか少しでも防犯対策の質を高め、安全に過ごせるよう工夫しましょう。
皆様の防犯対策のヒントになれば幸いです。社会から1つでも犯罪が減りますように。
〈出典・参考文献〉
著者:梅本正行
書名:泥棒はなぜ「公園に近い家」を狙うのか?
発行元:現代書林
発行年:2009年
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